暴力太陽のせいで動けない

気付けば夏がおわってましたが、昨日は渋谷に23日なのに924に行って参りました。
スパルタとテレフォンズ目当てで先行取った身としては、今回の後出しジャンケンみたいな商法に若干もやもやしてたのですが、フタを開けてみればすさまじく楽しいイベントでした。
無駄にいい番号だったので未だかつてないほど前方で待機。五十嵐さん目当てばっかりかと思ってたけどそうでもなさそうでひと安心。
people in the box
このバンド名からネウロを思い出すのは私だけでいい(笑)3ピースなのにすごく音が分厚くて感動。リズム隊かっこよかった。ボーカルの人の裸足に釘付けでした。
the telephones
はんぱない盛り上がりだった!なんだこのテンション。まさに今絶好調なんだなっていうのがぐいぐい伝わってくるライブでした。最前は人の流れがすさまじくて正直生命の危機を感じたりもしましたが、それでもめちゃめちゃ楽しかったです。セットチェンジにメンバー総出で登場し、今にも宙返りをかましそうな勢いで踊りながら去っていく石毛さんを見た段階で、今日はヤバい!と確信したのですが本当にヤバかった。
「僕らはネガティブだけど一生懸命ポジティブになろうとしてる」とか「楽しむ気はありますかー??」とか、躁状態の演奏の合間合間のMCも決まってました。11月に出る新曲たちもすさまじく踊れた!アイアムディスコー!と叫びまくって大満足。でも次はもうちょい後ろで見よう・・・死んだ・・・(笑)
スパルタローカルズ
待ってましたスパルタ!ひょっとしたらトリかしらとか思ってたんですが、個人的にはテレフォンズにつづけてくれてよかったと思います。フロアがダンスモードに振り切れてるなか、コウセイをのぞく3人が登場、奏で出したのはなんとTHE CLUB!うわああ新しいパターンだ!コウセイどっから出てくる気だ?!とキョロキョロしてたら袖から飛び出してきた!ボクシンググローブつけて!爆笑!
外すのに手間取ったのか若干イントロがのびてたけど(笑)完全にもっていかれました。しかも間髪入れずに続くのが黄金WAVEとUFOバンザイですよ?殺す気か!梶山さん加入から観るたびに演奏の殺傷能力が上がってるなーと思うのですが、昨日もまさにそう。すし詰め状態の前方で頭をブンブン振り回す迷惑な人と化してました(笑)
コウセイが「この夏いろいろあったと思うけど、こびりついたものをそぎおとす曲を」と言って始まったのがバイオレンスサマー。イントロが完璧に決まってて、ひさびさに頭が真っ白になる感覚を味わいました。しかも続けて春忘却。初見のお客さんも多いだろうになかなかチャレンジングなセトリ。コウセイがまたまた不思議な動きをしてました(笑)
パレードからの記憶がもう・・・たのしすぎてふっとんでいる(笑)もうキレがよすぎてぐいぐい踊れる。スパルタのライブには片思いの人と行くとよいそうです。コウセイ曰く「あの気持ち悪い人よりあなたの方が断然かっこいいわ」ってなるからだとか(笑)
シメはピースとばかやろう。コウセイが最前列のお客さんに絡み「最近腹の立つ事ありましたかー?」「人生で一番大きな声でばかやろー!って叫んでください!」でもってお姉さんの「バカヤロー!」で始まりました。縦横無尽に動きまくるコウセイ。もうかっこよすぎて笑いが止まらない。
イベントなのにひとっつも気を抜かず凄いもの見せてくれたスパルタローカルズ。ワンマン待ちきれない!
犬が吠えるby Takashi Igarashi
スパルタでライフがゼロになったので後方でじっくり観てました。さっきまでとは違う緊張感になんだか胸が苦しくなった。
女性のベース、ドラム、眼鏡の男性のギターと共に登場した五十嵐さんの第一声は「ホウッ!」という奇声。照れ隠しなのかなんなのか、少し力が抜けました(笑)披露された新曲たちを聴いて、改めて「Syrup16gは青春だったんだな」と実感しました。おとなになったな、と。良くも悪くも。自分をどんどん追い込んで生み出していったのがSyrup16gの曲だとすれば、もっと自分の中から自然にこみあげてくるものを素直にそのまま曲にしているというか。シロップが名前の通りすごく濃密で胸焼けしそうなものだとすれば、もっとさらりと胸の中に染み込んでくる感じ。軽いと感じる人もいると思うけど、これが五十嵐さんの選択だったんだな、と素直に納得できました。「中央線が止まっても 最終に乗り遅れても 何も変わらない」「参加賞はいらない」「生きてゆけ 来週も再来週も」みたいなことを歌っていた。やっぱりこの人は音楽がないと生きてゆけないんだな、それが確認できただけで、満足。

11月はピープルのぞく3組で東名阪ツアー。チケット取れますように!